【2021新歓】吉音名曲紹介 Part3

ここでは吉音会員が作った曲の紹介をしていきます!

「Industrial Ruins」by Rakuno.α(月吉168号より)

4つ打ちのリズムと芯のあるリードのサウンドがたまらないHard Psyです!
中の人はこれを聴きながらずっと縦ノリをしていました!

「未完成の春(2020 Band ver.)」by 一葉(月吉170号より)

春の到来を思わせるイントロに始まる爽やか系バンドサウンドです!
イチオシは「裏でひっそりと鳴っているピアノ」!

Part4も後日公開予定!また、Twitterでも曲紹介を行っていますのでぜひフォローしてください!

【2021新歓】作曲講座

  • 初めに
    吉音(きっちょん)四回のコサメガです。
    今回の記事は「曲の作り方」です。
    「初心者向けの大雑把な曲の作り方記事とかあったらいいね~」という話が例会で出て「確かに~」と思い、面白そうな気がしたので安請け合いしてしまったのですが、しばらくして冷静になってから「テーマでか過ぎない?」ということに気付きました(どうして?)。どのような工程があるか、どのような手順で作るかなどは人やジャンルによってまちまちですし、そもそも何をもって曲ができたとするかなどと言いだしたらきりがありません。
    そこで今回は、

    パソコンで曲を作ってみたいけど何も分からない!!!という人を対象に
    曲を作る際に何からどのように手を付ければいいのかについて説明
    手を付けてから困った時に参考になる記事の紹介

    以上を目標とします。とはいえ、すでに曲を作っている人の参考になる部分もあると思いますのでそのような方も是非最後までご覧ください。
    書き手の作曲経験の都合上、ポップスの作曲にある程度偏った説明になっています(ポップス以外を作る場合もある程度は参考になると思います)。
    また以下はあくまで一例です。合う合わないもある話だと思いますので、参考にできそうなところだけ参考にしていただければと思います。
  • 目次
    1. 準備
    2. 曲作りの流れ
    3. どんな曲を作りたいか考える
    4. 作曲・編曲
      1. (1) BPM
      2. (2) リズム
      3. (3) コード
      4. (4) メロ
    5. この後
    6. 最後に
  • 1.準備
    「パソコンで曲を作ってみたいけど何も分からない!!!という人を対象に」と言ったものの「基礎的な用語を使わないで説明する方がかえって煩雑になって分かりづらい」「ところでこの記事で一から用語を説明するのもそれはそれで煩雑になる」というジレンマがあります。そこで本サイトの「DTM用語集」とSoundQuestという無料で音楽理論を学べるサイトの「準備編」を一通り読んだということを前提に話を進めようと思います。全てを頭に入れる必要はなく、さっと目を通し、本記事で分からない単語が出てきたら見返す程度で十分だと思います。

    リンク
    ・DTM 用語集
    http://kitchon.net/2021/04/04/2021shinkan_words/
    ・SoundQuest – 準備編
    https://soundquest.jp/category-archive-prerequisite/
  • 2.曲作りの流れ
    • 環境作り
      • DAW、その他機材など
    • どんな曲を作りたいか考える
    • 作曲・編曲
      • メロディ
      • コード
      • リズム
      • 音作り
    • ミックス・マスタリング

    以上が曲作りの流れの一例です。作曲とは「曲の要素のうちメロディとコードを作る工程」で、編曲とは「作曲で作ったメロディとコードをもとに各パートのフレーズを作ったり打ち込んだり録音したりする工程」です。ミックス・マスタリングとは「音量バランスを整えるなどの微調整をする工程」です(正確な説明ではないかもしれませんが今回はこの理解で十分だと思います)。これらの工程は実際には並行して行われます。
    今回の記事では作曲・編曲の部分だけを扱います。また作曲・編曲について特に区別をしません(が本記事の趣旨上、作曲についてが主になります)。環境作りについては本サイトのDAW紹介記事も併せてご覧ください。楽器を録音するなどの際には別に機材が必要になる場合がありますが、これについては本記事では割愛します(DAW、プラグイン、サンプル素材で曲を作る場合を想定します)。ミックスとマスタリングはとても難しいのでこれも今回は割愛します。

  • 3.どんな曲を作りたいか考える
    まずはどんな曲を作りたいか考えましょう。
    例えば、表現したい感情・情景(楽しい、かっこいい、悲しい、空、宇宙、森など)や音(キャッチーなメロディ、透き通った響き、はねるリズムなど)などについて、好きな曲を聴いたり、好きな漫画を読んだり、好きな景色を見たりしてイメージを膨らませましょう。表現したい感情・情景が先にある場合は、それを表現するのに一番良い音を考え、使いたい音が先にある場合は、それによって何を表現するか考えるなど、感情・情景と音をバランス良く考慮するのが個人的には大切だと思います(音だけを考慮して突き詰めていくという方法ももちろんあると思います(自分にあったスタイルでやろう!))。細部を作りこんで迷ったときに参照するところなので、この段階はとても大切だと思います(それはそれとしてノリと勢いで作るのもとても大切だと思います(自分にあったスタイルでやろう!))。
    また長い曲を作る場合は全体の展開も考えておくといいと思います(この段階でどのくらい決めておくかはかなり人によると思いますが、大雑把にでも決めておいた方が詰まりにくいとは思います)。作りたいジャンルがすでに決まっている場合は、何小節単位で展開しているかを分析して真似るとそれっぽくなります。例えばj-popをワンコーラス作るとしたら「イントロを八小節、Aメロを八小節、Bメロを八小節、サビを十六小節にして、サビが一番盛り上がるようにしよう」などをある程度考えておくと作り進めた時に迷いにくいと思います。
    上でも述べた通り、多くの場合曲を作るそれぞれの工程は並行して行われるので、作曲・編曲をしながらさらにイメージを固めたり修正していったりしましょう。
    曲全体の大雑把な方針が決まったら、それを実現するために曲をいくつかの要素に分けて実際に作曲・編曲を行っていきます。
  • 4.作曲・編曲
    作曲・編曲の際どこから作り始めるかにはいくつかパターンがあります。今回はまず曲の速さ(BPM)を決め、いわゆる音楽の三要素と言われる「コード」「メロディ」「リズム」に分け、それぞれの手の付け方を紹介します。「リズム」→「コード」→「メロ」の順番で作るのがおすすめです。
    (1)BPM
    Beats Per Minuteの略で、一分間の拍数のことです。参考にする曲と同じにする、すでにメロやリズムが思い浮かんでいる場合はそれに合わせて設定するなどしましょう。

    (2)リズム
    リズムとは、ウィキペディアによると「いくつかの音の長さを順次並べたもの」らしいです(へ~~~)。これによればメロやコード(進行)にもリズムの要素は含まれる訳ですが、多くの場合(特にネットの記事で)リズムというと、ドラムやパーカッションが担っている要素とされているようです。ここではドラムやパーカッションについて説明します。
    生ドラムを用いたポップやバンドものを作る場合、プラグイン(ドラムセットをPC上でシュミレートするもの)についているリズムパターンをそのまま使うという方法があります。例えば『MT Power Drum Kit 2』というフリーのドラム音源には数千個のリズムパターンが入っています(すごい!)。
    またいわゆるクラブミュージックを作りたい場合は、ジャンルに特有のリズムパターンが存在することが多いので、そのループ素材(ループさせて使うことを意図されて作られた音素材)を使うという方法があります。
    また好きな曲がある場合それを真似るという方法もあります。

    おすすめサイト
    ・MANDAaudio
    https://www.powerdrumkit.com/download76187.php
    上で紹介したフリーのアコースティックドラム音源のダウンロードページです。

    ・Cymatics
    https://cymatics.fm/pages/free-download-vault
    無料でサンプル素材をダウンロードできるサイトです。クラブミュージックを作りたい場合はまずこれを使うのをおすすめします。

    使うものが決まったらとりあえず四小節分並べてみましょう。これで無から曲らしきものが生まれました(すごい!)

    (3)コード
    コードとは、ウィキペディアによると「高さが異なる複数のピッチクラスの楽音が同時にひびく音のこと」のことらしいです(へ~~~)。コード進行とはコードを並べたものです。
    メロやリズムと比較してコード進行は難しい(難しい!)、コード進行はそんなにパターンがなく既存曲とかぶることはありふれている、またジャンル毎にある程度様式美が存在するので既存の物を使うとそれっぽくなるなどの事情から、好きな曲のものや有名なものを丸々真似るのをおすすめします。
    またドラム・パーカッションと同様にループ素材がある場合はそれを使うという方法もあります。

    おすすめ記事
    ・コード進行について色々7 – 感情墓地
    https://kazuha1221.hatenablog.com/entry/2020/11/09/165425
    有名な進行をまとめた吉音会員の記事です。主にポップスを作る人向けの記事ですがそれ以外の人にも参考になると思います。紹介されているパターンの多さ、それぞれの進行の使用例の多さ、そして特筆すべき点としてそれぞれのコード進行から感じる印象についても細かい記述があり、質量ともにとても優れている記事だと思います(すごい!!!)。
    いわゆるディグリーネームの表記で書かれているのでそれについての知識が必要ですが、下のSoundQuestのコード編のI章§7まで読めば大体の内容は理解できると思います。あるいはIをC、IImをDm、IIIをE、IIImをEm、IVをF、VをG、VImをAmなどと読みかえれば、とりあえずCメジャー(よく使われるスケールで白鍵だけで構成されるもの)で曲が作れます(それぞれの構成音は調べると出てきます)。くっついている数字やアルファベットの説明は省略しますが、個別に調べるかSoundQuestのコード編を読み進めれば理解できると思います。

    ・SoundQuest
    https://soundquest.jp/
    音楽理論を学ぶことができるサイトです。すでに何度か言及しましたが、コードについても詳細な記述があります。ほとんど前提知識を必要としない初歩からからかなり詳しいところまで説明があり、とてもすごいサイトだと思います(すごい!!!)。

    コード進行が決まったらコード楽器(ピアノやギターやシンセサイザー)でコードを打ち込んでみましょう。まずは一小節に一種類を全音(一小節伸ばしっぱなし)で打ち込んでみるといいと思います。
    ドラム・パーカッションができていたら二つを合わせてみましょう。かなり””曲””っぽくなったと思います(すごい!)。これでいわゆる伴奏(あるいはその素)ができあがりました。

    (4)メロディ
    メロディに関しては(特にコード進行と比べて)音楽理論についての知識がなくても、感覚でできるという人が多い気がします。また変に頭を使うと思いつきにくくなるという場合もあるかもしれません。
    一方でそういう事情から理論っぽいものがあまりインターネット上になく(これは嘘で、とても良いサイトがあるのですが)またドラム・パーカッションやコード進行と違い既存のものをそのまま使うということもしづらく(既存のものと全く違うということは当然ほぼありえない訳ですが)、感覚で出来ないという人にとってメロディはある種の壁なような気がします。
    以上のような都合から、メロディについては少し厚めに解説します。感覚で作れるという人はとりあえず思うがままに作るのが良いと思います。「手の付け方が分からない!」「できたけど何かやりたいことと違う!」「手癖から抜け出したい!」という人は以下の内容を参考にしてください(理論と感覚のバランス、難しいがち)。
    メロディとは、ウィキペディアによると「ある高さと長さを持ついくつかの楽音が前後に連続して、それがリズムに従って、連続的に進行する(演奏される)ことによって、何らかの音楽的内容をもつもの」らしいです(へ~~~)。この定義の正当性は置いておいて(手に負えない)、今回はこれに沿ってメロディをさらに「長さ」「拍子のどこにくるか」「高さ」「次にどこへいくか」という要素に分けて、メロディの考え方について紹介します。また、コードとの兼ね合いから考える方法を紹介します。さらに、短いメロディを膨らます方法について「繰り返し」に注目する方法を紹介します。

    ・長さ・拍子のどこにくるか
    細かい刻みなのか、ロングトーンを入れるのか、はねるのか、平坦なのか、同じ長さが繰り返されるのか、ちりばめられているのか、好きな曲を聴いてまねたり、自分の表現したいことに何があっているかを考えたりしましょう。
    例えば『星野源 – 恋』のサビでは、BPM160くらいで八分音符(タカタカ)が基調のメロ(胸の中にあ)と、四分音符で表拍のメロ(るもの)が組み合わされています。
    また『星野源 – Pop Virus』のサビであれば、BPM80くらいで十六分音符(ターカターカ)が含まれたはねたメロが使われています。
    また『一青窈 – ハナミズキ』のサビであれば、BPM70くらいで表拍にロングトーンを持ってくるメロになっています。

    ・高さ
    「長さ・拍子のどこにくるか」と比較すると少し難しい内容になりますが、その曲で使われているスケールの何度の音かによって、与える印象が変わります(いわゆる「移動ド」で言えば(以下全て移動ド)、例えば「ド」は“終わった感”を与えるとされたり、「ファ」は「ミ」に”行きたがってる感” (傾性)が強いとされたりなど)。
    例えば、『一青窈 – ハナミズキ』のサビでは「かわいいきみ」の「み」が「ソ」のロングトーンになっていて爽快感を感じます(主観ですが)。SoundQuestのI章§11によれば、「ソ」は傾性がかなり弱く安定していて、中心音から遠く、高揚感や力強さをもたらします。
    また『supercell – うたかた花火』のサビ頭は「ファ」から始まっていて切ない雰囲気を感じます(主観ですが)。SoundQuestのI章§11によれば、「ファ」は傾性がとても強く、不安定で、不安を煽り、曲想に「揺れ」を引き起こします。
    また『BUMP OF CHICKEN – 天体観測』のサビ頭では「レ」が連続して、高揚感を感じます(主観ですが)。SoundQuestのI章§11によれば、「レ」は傾性が中くらいで、中心音のひとつうえとして浮遊感、高揚感を演出します。
    「長さ・拍子のどこにくるか」と比較してすぐに実践することは難しいと思います。まずは、メロの頭を安定した音から始めるのか、不安定な音から始めるのか、ロングトーンを使う場合、安定した音で伸ばすのか、不安定な音で伸ばすのかを考えるところから始めるのがいいと思います(それぞれの詳しい性質についてはSoundQuestのI章§11をご覧ください)。

    ・次にどこへいくか
    メロディが別の高さに移動するとき、隣の音(二度)へ移動するかそうでないかの二通りに分類できます(前者を順次進行、後者を跳躍ということがあります)。SoundQuestのI章§3によれば順次進行は穏やかな曲想を作り、跳躍進行は劇的な曲想を作ります。作りたい曲のイメージに合わせて使いましょう。ただ、跳躍を際立たせるためには順次進行と対比させることが効果的ですし、その逆もしかりなので、メリハリをつけつつバランスよく使うのが大切だと思います。

    ・コードとの兼ね合いから
    コードの構成音を使うか、そうでない音を使うかに分けてを考えましょう。例えばコードがFのときにその構成音の「F」「A」「C」を使えば比較的シンプル・ストレートな響きになるのに対して、それ以外の音を使うと少し複雑・情緒的な響きになるとされています。メロのすべての音でこれを考慮するのは考えることが多すぎるので、コードの切り替わりのタイミングでどうするかをまずは考えるのがいいと思います。

    ・繰り返し
    短いフレーズをまず考えて、それをそのまま繰り返したり、ちょっと変えて繰り返したりすることでメロディを膨らませるという方法があります。繰り返しがあるとメロにまとまり・一体感・秩序のようなものが感じられて良く聴こえるとされています。また何度も繰り返されると記憶に残りやすくなるのでその点でもよいとされています。
    例えば『米津玄師 – Lemon』のサビや『奥華子 – 変わらないもの』のサビでは、音の高さを変えながら同じリズムが繰り返されています。
    また『大原ゆい子 – 言わないけどね。』のサビでは三小節同じメロが繰り返されています。
    また『やなぎなぎ – ユキトキ』のサビでは、二小節ひとまとまりのメロが二回繰り返されたあと、一小節ひとまとまりのメロが三回繰り返されます。
    以上の点を考慮しながら、あるいは感性の赴くままにドラムとコードを聴きながら鼻歌を歌ったり、実際に打ち込んだりして考えましょう。

    おすすめ記事
    ・SoundQuest
    https://soundquest.jp/
    上でも紹介したサイトですが、メロディ編もほとんど前提知識を必要としない初歩からからかなり詳しいところまで説明があります。本記事の内容の元ネタのほとんどがこのサイトなので、この記事がしっくり来た人はぜひこちらを読み進めてみてください。

    出来上がったらリズム、コード、メロを組み合わせてみましょう。かなり”曲”っぽくなりました!(すごい!)。これでいわゆる作曲の工程は終わりです。
  • 5.この後
    この後更に作りこんでいく方針を列挙していきます。

    • ドラム・パーカッションについて
      • フィルイン(一定のパターンを繰り返す中で変化をつけるフレーズ)を入れる。プリセットにリズムパターンが入っている場合はそれを使ったり、リズムパターンを少しアレンジしたりする。
      • アコースティックドラムのプラグインを使っている場合、ベロシティを調整して抑揚をつけていく。
      • ループ素材を使っている場合、素材を切り刻んで並び変えたりして変化をつける。
      • 他のパーカッションを追加する
    • コードについて
      • コードチェンジを一小節に一回以上にする
      • コードを複雑にする(テンションを追加してみたり、スケール外の音を含むコードを使ってみたりなど)
      • 転調してみる

      SoundQuestのコード編を読み進めていきつつ、自分の好きな曲のコード進行を調べて少しずつ知識を付けたり、理解を深めたりしていくのが良いと思います(「○○ コード進行」で調べると有名なポップスやバンドものについてはだいたい出てくると思います)。

    • メロについて
      • ハモリを入れる
      • 掛け合いをしたりするサブのメロディを入れる
      • 歌ものにする場合、歌詞を考える

      これについてもSoundQuestのメロディ編を読み進めていきつつ、自分の好きな曲のメロディを調べて少しずつ知識を付けたり理解を深めたりしていくのが良いと思います。また歌詞については吉音YouTubeチャンネルにて講座があるのでそちらも是非ご覧ください。

    • 編曲について
      • コードを担うパートをただの全音符にするのではなく更にリズムをつける
      • コードをアルペジオでならす
      • パートを追加する

      理論が出回っていないがちな領域なので、どんな楽器が使われているか、それらがどんな役割を担っているかなど、好きな曲の分析を少しずつするのが良いと思います。編曲に限られませんが、作りたいジャンルがはっきりしている場合(特にいわゆるクラブミュージックの場合)は「how to make 『ジャンル名』」などで検索すると、どのようなパートからなっているかなど詳しく解説している動画や記事にたどり付けると思いますのでそれらを参考にするのもいいと思います。

    • 音作り
      • エフェクトをかける
      • 音源を買う
      • プリセットを買う
      • チュートリアル動画を見る

      ここまでで全く触れられなかった曲作りで重要な要素として音作りという要素があります。メロやコードやリズムをシンプルに、音の良さで聴かせるというジャンルもあり(特にクラブミュージックなどはその傾向にある気がする(本当?))そのようなジャンルを作る場合は特にやりこみましょう。エフェクト(EQやリバーブやディストーションなど)をかけていい感じにしたり、また好きな作家が音源やシンセのプリセットなどを売っている場合はそれを使ってみたりしましょう。「how to make ○○」で出てくる動画で音作りについて説明している場合もあるのでそれらを参考にするのもありだと思います。

  • 最後に
    以上「曲の作り方」でした。なるべく前提知識なしのつもりで書いたつもりなのですが、少しでも分からない点がありましたらLINEのオープンチャットやTwitterのDMなどでお気軽にご質問ください。
    今回の記事では具体的な製作にあまり触れられませんでしたが、吉音YouTubeチャンネルにて行われている新歓講座にて、比較的具体的な製作についての講座が行われています。そちらも是非併せてご覧ください。
    最後に強調しておきたいのですが、どんな曲を作りたいか考えるという工程はとても大切だと個人的に思います。これがないと理論を学んでもそれを生かしきれませんし、またこれがあればそれを達成するために何をやるべきかがおのずと分かってくるからです。
    本記事が少しでもお役に立てば幸いです。

【2021新歓】作曲・DTM用語集

ここでは作曲・DTMを行う際に用いられる言葉の解説をしています。

  • DAW [Digital Audio Workstation] ダウ/ディーエーダブリュー/ドー
    音楽製作を目的として音声の録音や編集ができるようにしたソフトウェア。後述のプラグインやサンプルを使用して、DAW 内だけで音楽製作を完結させることもできる。様々な会社が DAW を開発しており、それぞれ使い勝手が異なる。詳しくは DAW 紹介のページを参照。
  • DTM [Desktop Music] ディーティーエム
    PC と DAW を使用して、机に向かいながら音楽製作をすること。和製英語。DTM を趣味とする人を DTMer と呼ぶことがある。
  • My New Gear マイニューギア
    新しく機材を買ったことを SNS に投稿するときにつける言葉。転じて、新しい機材を購入すること。
  • MIDI [Music Instruments Digital Interface] ミディ
    電子楽器間を接続するための規格のこと。ふつう、どのタイミングでどの音をどれくらいの音量で鳴らすか、などの楽譜情報(信号)のことを指すことが多い。(主に)MIDI 信号を入力することによって作曲することを打ち込みという。
  • MIDI キーボード [MIDI Keyboard]
    MIDI 信号を入力するための鍵盤。MIDI キーボードを使用しなくてもマウスと(文字を打つ方の)キーボードで打ち込みは可能。
  • エフェクト [Effect]
    楽器の音色に様々な変化を加えること、またはそのための機材・プラグインのこと。
  • オートメーション [Automation]
    DAW やプラグインのパラメータを曲中で自動的に変化させること。
  • オーディオインターフェース [Audio Interface; Audio IF]
    楽器の録音や、スピーカーやヘッドホンの駆動をするための音楽製作用の機器。
  • 落ちる [crash]
    DAW が動作を停止すること。保存していないデータは消えるのでかなりへこむ。
  • 音楽理論 [Music Theory]
    既存曲のコードやメロディなどに現れるパターンをまとめた体系。ちなみに音楽理論を知らなくても曲は作れる。
  • コード [Chord]
    和音のこと。
  • コード進行 [Chord Progression]
    曲中に現れるコードの順番のこと。この順番を工夫することで曲に様々な雰囲気を持たせることができる。コード進行には一定のパターンがあり、音楽理論で説明される。
  • サンプル [Sample]
    楽器の音を音声データ化して DAW 上で扱えるようにしたもの。
  • シンセサイザー [Synthesizer]
    楽音を電気的な手法で合成して鳴らす楽器。ハードウェアとして実現されるもの(ハードシンセ)やソフトウェア(プラグイン)の形で実現されるもの(ソフトシンセ)など様々な方式がある。
  • パン [Pan]
    音がどこから(ステレオなら、左右どの位置から)聞こえるかを表す用語。日本語では定位という。
  • ピアノロール [Piano Roll]
    画面の左端縦方向にピアノ鍵盤を配置し、上下方向が音の高さ、右方向に時間軸を取った MIDI 信号の音符データ編集画面のこと。MIDI 信号の編集においてもっともよく使われる画面である。スクリーンショット 2021-04-02 9.41.04
  • プラグイン [Plugin]
    DAW 上で様々な楽器、シンセサイザーの音や、様々なエフェクトを利用するために使用するソフトウェアのこと。プラグインの規格として VST、AU、AAX などがある。
  • ブラックフライデー [Black Friday]
    様々なベンダーでセールが行われ、プラグインが安く買える日。11 月の第 4 木曜日。多くのDTMer がプラグインを買いすぎて金欠になる日。
  • プリセット [Preset]
    ソフトシンセやエフェクトの設定をあらかじめ記録しておいたもの。欲しい音色や効果を手軽かつ素早く手に入れることができる。
  • モニター [Monitor]
    現在の音の状態を確認すること。または、そのために特化したスピーカーやヘッドホンのこと。

【2021新歓】吉音名曲紹介 Part2

ここでは吉音会員が作った曲の紹介をしていきます!

「Grand Stage」byマコトシアカ(月吉172号より)

元気を与えてくれる王道アイドルソングです!ぶち上りたい人は今すぐこれを聴きましょう!!!

「XiPHER」by Samiyama(月吉169号より)

極悪なサウンドがたまらないSpeedCoreです!!この強烈高速キックを聴いたらヘドバンしたくなること間違いなし!!!

Part3も後日公開予定!また、Twitterでも曲紹介を行っていますのでぜひフォローしてください!

【2021新歓】Good Music Info Part2

ここでは、吉音会員から募集した「お気に入りの曲、オススメ曲」たちを紹介します!紹介されている曲やコメントから会員たちの多様性がわかるかと思います。あなたの好みに合う曲が見つかるかも?

ファーストフライト / 杏沙子

ジャンル:J-pop

曲紹介:
ストリングス、ピアノ、ベース、ギター、ドラムという明るい王道構成ポップスです。
歌詞とストリングスの表現技法、コードワークの結びつきが特に好きです。
(紹介者:ろいた)

万分之一的光 / ChiliChill

ジャンル:POPS

https://www.bilibili.com/video/BV1Tp4y1S7cu
曲紹介:
中国ボカロシーン、漁ってますか? 漁っている人、どうもありがとう。漁っていない人、オススメを聴いていってください。これは中国ボカロで最も有名な洛天依の2020年の誕生日おめでとうソングです。とても良いボカロポップスです。
(紹介者:na’am)

梦幻共演·双星轨迹 / LS*

ジャンル:Melodic Dubstep

https://www.bilibili.com/video/BV1Gt41137Yu/?spm_id_from=333.788.videocard.1
曲紹介:
中国のメロダブボカロ曲。日本ではあまり流行っていませんが、中国ではちょくちょく見かけます。これは初音ミクと洛天依とのデュエットソング。
(紹介者:na’am)

我只愿爱你 / LASA

ジャンル:Bounce(?)

https://www.bilibili.com/video/av500251374?spm_id_from=333.788.b_636f6d6d656e74.15
曲紹介:
日本のボカロシーンじゃまず見かけない感じの曲。ジャンルがよくわからないんですが、キックのパツパツした感じとかスネアの軽めの音、ドロップの盛り上げ方とか、めちゃくちゃカッコいいです。
(紹介者:na’am)

Here / 坂本真綾

ジャンル:Pops

曲紹介:
菅野よう子編曲、坂本真綾歌唱の楽曲です。
アコギのフレーズの一つ一つが洗練されていて大変いい曲です。
(紹介者:ろいた)

Truth / Submerse

ジャンル:Hip hop

曲紹介:
深夜の街を徘徊するときに聴いてます。
アルバムを通してもかなりグルーヴが独特な楽曲で、サンプリングのネタの使い方も大変面白いです。
(紹介者:ろいた)

人生イージー? / DIALOGUE+

ジャンル:ポップス

曲紹介:
UNISON SQUARE GARDENの田淵智也氏とMONACAの田中秀和氏のタッグで作られた曲です。何度聴いても飽きないのでポップス好き・アニソン好きは是非
(紹介者:Imanishi)

【2021新歓】Good Music Info Part1

ここでは、吉音会員から募集した「お気に入りの曲、オススメ曲」たちを紹介します!紹介されている曲やコメントから会員たちの多様性がわかるかと思います。あなたの好みに合う曲が見つかるかも?

GETCHA! / Giga & KIRA

ジャンル:Dance Pop(?)

曲紹介:
ボーカルは『初音ミク & GUMI』。2020年のめちゃ良ボカロミュージック。作曲者によるセルフカバーがYouTubeに公開されており、そちらもめちゃくちゃに良いので是非。
(紹介者:一葉)

る*クスチャー / る*しろう

ジャンル:Progressive Rock

曲紹介:
「超絶的身勝手爽快ガイキチ音楽バンド」を自称するアヴァンロック・トリオ,る*しろうによる2nd album「3.2783」から一曲.従来のプログレの枠に囚われない破天荒さと暴れっぷりが気持ちいい.薬キメてる時の感覚ってこんな感じなのかしら.
(紹介者:レーテンニキロ)

A Tune For Jack / Lemon Jelly

ジャンル:Hip Hop

曲紹介:
爽やかHip Hop.筆者はマクドナルドの店内BGMとして流れているところをすかさずShazamしてこの曲を知ったんだとか.リズム隊,ストリングス,ピアノ,サンプル…….鳴っている全ての音が心地良い.個人的には活力が欲しい時におすすめの曲.
(紹介者:レーテンニキロ)

散瞳 / 君島大空

ジャンル:オルタナティヴ・ロック(?)

曲紹介:
ざらっとしたギター、ドラム辺りがリードしつつ、きれいなグロッケンやストリングス、ぐちゃっとしたグリッチなどが絡み合い、混合拍子で怒涛の展開をしていく曲。ぐちゃぐちゃのエネルギーが凝縮されているけど美しい情景も浮かんでくる(気がする)。
(紹介者:コサメガ)

Soul Osci / 蓮沼執太

ジャンル:エレクトロニカ

曲紹介:
グリッチでビートが組まれ、アコギ、エレピを中心にゆったりと、それでいてドラマチックに展開していく、やさしいエレクトロニカ。途中入ってくる歌も曲調ととてもマッチしている。幻想的というよりは生活に寄り添うような雰囲気を感じる曲。
(紹介者:コサメガ)

アルファルド / sora tob sakana

ジャンル:ポストロック

曲紹介:
これは本当にポストロックですか?それはさておき、不思議なメロディもさることながら、空間いっぱいに広がっていく音が本当に心地よいです。
(紹介者:一葉)

キリフダ / PENGUIN RESEARCH

ジャンル:ピアノロック

曲紹介:
展開の鬼! 意外なコードワークや転調などの要素も抑えつつ、ありとあらゆる楽器隊が一斉に駆け抜けていくような構成。たったの二分半でこれだけのことをやり切っているのがすごいなあ~と心底感動した記憶があります。
(紹介者:一葉)